富山地裁魚津支部もとい富山地方鉄道乗り潰しの旅
令和7年5月16日(金)
最近は毎年恒例になりつつあるGW明けの梅雨前混雑除け旅行、今年は有給1日しか確保できなかったので1泊2日で富山地鉄乗り潰しを計画、敢行した。
新しくなったひだ号で3時間半超かけて富山へ。往復で安くなる切符があり有難いわね。
展望も無く3列グリーンも無いので悲しんでいたが、トイレ周りがめちゃ綺麗でウォシュレット装備になっていたので評価を爆上げしましたわねw
訪日観光客で高山までミチミチなのは勘弁願いたいが…。しかも平日は指定のみクソ混んでいて隣にテーハンミングの若者が来た。ブランド物+iPhone、AirPods装備なのできっと金の匙階級なんだがAirPodsからK-POP音漏れでガン萎え。
自由はガラガラだったのでもう下呂辺りで我慢できず席を放棄していた。まあ高山過ぎれば平穏で、猪谷を過ぎながら神岡鉄道に思いを馳せるなどした。神岡線乗りたかった…頑張れば乗れただけに悔しい。。
午後3時前に富山着。爆速で駅構内を横断し、2日間乗り放題切符を6000円はたいて買ったら地鉄富山から乗り潰し開始。最初は東急車に当たったので魚津でチェックインを兼ねて乗り換え。無事富山地鉄生え抜き車両が来て満足。
この古き良き転クロが素晴らしい…
新黒部で北陸新幹線に感動したり、車窓から「富山の本気」と称される立山連峰(うっすら見えた)を眺めたりしながら宇奈月まで本線を乗り潰した。訪日客がここでもちらほらいたわね。
こちらは一昨年乗った黒部峡谷鉄道。アニメざつ旅では乗れていなかった模様…
そしてせっかくなら裁判所も詣でようと、宇奈月からの帰路は宿最寄りの新魚津を過ぎて電鉄魚津で下車。
近代的な高架駅。富山地方裁判所の魚津支部はこちらが最寄りなのである。旧魚津市街最寄りらしいが平日朝のみ駅員配置という…
小雨の中、ほぼシャッター街で唯一中華料理店が気を吐く駅前のアーケード街を抜け、左折すると県の魚津庁舎に行きあたる。
丁度平日で、定時後の時間だったが2階は煌々と明かりがついてて「新川土木センター」と書いてあったので察したわね。設計書作成や発注業務、工事監督員お疲れ様です…
県の庁舎から歩いて5分、交差点を右に折れるとちんまりとした検察庁、裁判所が見える。
魚津支部は単独庁で、判事は富山市の本庁から填補されているようだった。
ふと思ったが裁判所の前はやたらと松が生えている気がする。。
検察庁は稼働している気配が無い。。平成14年ごろには副検事1人しかいなかった(愛知県弁護士会HPより)らしいので、下手したら本庁に集約されているのか…?
裁判所の方は刑事も毎週開廷はしているようなのだが。
まあ需要が無いということは犯罪が無いということなので、喜ばしい事なのかもしれんが…
後ろからみると裁判所は耐震補強されてる姿が見える。
無事裁判所訪問を終え、一駅戻って新魚津で一献。寿司屋はダメだったが、宿近傍の和モダン居酒屋にするりと入れた。
白エビのから揚げ無限に食べれるくらい美味しいわね
人生で一番大きい蛤に出会った。店主が得意げだったのも納得の旨さ(^^)
この日の日本酒は、5年越しに飲めた勝駒(高岡市)と袋吊(魚津市)。どちらも美味しい。
魚津では駅前でも宿でも「おいしい水」が無料で飲み放題なの左党の肝臓には有難や…
この宿は北陸の主要都市に進出している地場のホテルチェーンだったが、露天風呂付大浴場を備え、夜鳴き蕎麦もあったので定宿確定した。
今では貴重になりつつある瓶入りコーヒー牛乳も自販機が湯上りに設置されており素晴らしい。
令和7年5月17日(土)
翌日は新魚津9:48の特急アルペンで立山へ。中2の登山以来だ…!
中2の時と変わらない!元西武レッドアローがいぶし銀の走りを魅せる。重厚なリクライニングシートも良い。これで特急料金たったの200円。まあ復路はこの車両が普通電車に充当されていたのでこれは純粋に速さに払う形だが…
なお実家で立山登山のネガを漁ったら千垣駅の写真などが出てきた。立山線の特急で行ったらしいが、3両貸切だったかもしれぬ。。霧の中ガレ場を歩いて怖かったのと日焼けで苦しんだが、ケーブルカーから砂防軌道見れて興奮したのと、1日で無事に山頂まで登り下り出来て楽しかった記憶がある。
立山カルデラ砂防博物館では、無料部分にトロッコの展示があり、窓から762mm軌道も眺められる。
せっかく来たので金払って有料部分も見たけど、いろいろな石に触れられるので好きな人は好きだと思う。シアターもあったけど列車の関係で泣く泣く諦めた。
立山から戻り岩峅寺(いわくらじ)駅で不二越・上滝線に乗り換える。接続待ちの間に昭和レトロの駅舎を愛でる。
構内踏切、ホーロー板、行灯…全てが古き良き時代のまま…
映画「剱岳・点の記」もそのうち視聴せねば。昔アマプラにあったのにいつの間にか消えとるけど…
富山もようトレイン塗装という。緑がスイカにみえるが立山連峰をイメージしたのかな??
深紅の転換式クロスシートが並ぶ車内をほぼ独り占めで撮影できた。
道中では満々と水を湛えた田んぼに米価安定を願った。
不二越・上滝線は南富山まで乗車。休日なのに小杉でめっちゃJK乗ってきてビビった。部活かな。帰宅後調べたら県立富山南高校の最寄りらしい。wikiによると山本寛斎デザインの制服が人気で在校生の7割が女子…だと…?!
なお南富山駅は12年前にも通ってるらしいが駅舎などにあまり覚えが無かった…。記憶なんてこんなものか。。
軌道線で北上し、西町で富山ブラックを昼食にした。13時30分頃だが少し並んだ。かなりしょっぱいので、レビューに従い白米と生卵も追加して乗り切った。真夏に汗だくになった状態で食べたい味ですな。
お腹も満足した後は近くの富山市ガラス美術館を訪問。図書館と併設されていてめちゃくちゃ綺麗。愛知県の某市も綺麗な図書館あるけど、ちょっとレベルが違った…。まあこちらは隈研吾デザインらしいので。。
北陸地場百貨店である富山大和の跡地に建っていて、富山でも百貨店撤退か…と思ったが富山大和は総曲輪に移転して元気にやっているようだった。さすが県都…
これは一週間を表現したガラス作品。水曜日辛すぎてくねくねしてるんかな。
富山名物を再現。ボイルと生は笑ったわね。売ってたら土産に買おうかと思ったがオーダーメイドらしい…
カフェから市電眺め放題なの天才的鉄ヲタの発想だと思う。
東海地方唯一の路面電車のある街も早急に市電眺め放題カフェ作ってくれ…
美術鑑賞後は西町から荒町経由で富山大学前へ。列車自体は直通するので乗っていれば着くのは有難い。
ただ旧型車に当たったので、富山大橋をじっくり眺めづらかった。自分は撮り鉄ではないが、時間に余裕があればトヨタモビリティ富山Gスクエア五福前駅(ネーミングライツですかこれ?)で下車して富山の本気を撮りたいわね…
富山大学前からは富山駅に戻る。構内直通後は初めての訪問だが、ヨーロッパの駅のようで感動する。
そんな富山駅構内の直通部分を撮った(プライバシー保護のため画像加工)
乗り潰しのため、インテック本社前まで歩き、直通部分乗車を狙う。乗り放題切符で良かった。岩瀬浜方面のみオークスカナルパークホテル富山前駅がある。
インテック本社前駅。上り下りできちんと電停が整備されていて、しかも綺麗。企業協賛が入っているので費用が賄われているのだろうか。
富山港線は単線のため本数が少ないが、それでも1時間4本は確保しており利用客も多い。
こうして富山地方鉄道を無事全線完乗し、17時14分のひだ20号で家路についたのだった。揚げたて白エビと押し寿司、地ビール&地ハイボールで旅を纏めてご満悦であった。
これらの地元車も、旅行者から見たら魅力的なのかも…?個人的には東西ぶち抜いて藤沢町の映画館まで電車で行けるようにして欲しいがw
おわり
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