青森地裁むつ簡易裁判所

2022年のGW。仕事も落ち着き2019年に司法試験受験の影響で楽しめなかった10連休を取り戻すべく、2日間年休を取得し10連休を取得した私は東北未乗線区乗り潰しの旅に出た。
2年ぶりの行動制限なしの連休とあって、同じ思考回路に国民が至っていた結果、行きの新幹線や宿の取得に難儀した部分はあったが、秋田〜岩手北上〜青森〜岩手三陸〜仙台の4泊5日ルートを生成した。

結果は、前半天候に恵まれず寒さに耐えながら旅行することになったものの、全ての旅程をつつがなく消化し、鉄印も2つ集めて満足のいく旅であった。
本来であれば旅行記を執筆するところだが、サブクエストとして4か所ほど裁判所を回ったので、裁判所巡りとしてまとめることにした。
まずは大湊線完乗で訪問したむつ市に所在するむつ簡易裁判所から。




むつ市は人口5万程度の町。下北郡を足しても6万程度になるのみで、支部は設置されず簡裁より上の審級事件は本庁まで行く必要がある。
法律事務所はひまわり基金の他に1か所あり、法テラスも所在するので簡裁所在地としては充実している。県庁所在地からのアクセスが悪いので司法過疎対策としてこれは良い。

むつ市の中心市街は駅から離れているので、宿はフォルクローロを除けばJRバスや下北交通バスで田名部まで行かねばならない。写真はその道中に撮影したものである。
この撮影が失敗してたらむつ簡裁の記事書けなかったからな…良く撮れた。



大湊駅からは陸奥湾が見える。待合室にガスファンヒーターがまだ置いてあって助かった。



むつ市田名部には街に比してしっかりした飲み屋街が存在する。原発立地の影響も大きいのだろうか。


NHKのドキュメント72時間にも「青森・下北半島 “ワケあり”横丁」として取り上げられた。
下に登場する居酒屋の店主曰く、下北半島は島のようなものだからむつ市にみんな集まってくる、とのことだった。



目当ての店は満席だったので、その近くの新しめの店へ。


漁師が経営するという触れ込みで、なるほど魚は鮮度が良く絶品であった(写真は油目と書いてアイナメ)。


【音量注意】イカが動くよと地元民に教えられ…。


地元、関乃井酒造の「祈水」。東通村でしか流通していないのが惜しい美味しさ。


「寒立馬」も美味であった。



行きの快速しもきたは年末年始のような混雑ぶりで、八戸から立ちを強いられ腰が死んだ。下北交通にも乗りたかったが16年遅かった…。恐山行って呼び出してもらうしかない。

むつ市、バス停で凍えてたら「冬みたいだねェ」と話しかけてくれた町の人も、飲みに入った店の主も客もいい人ばかりだったな。


おわり

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