盛岡地裁宮古支部

その昔、鉄道ジャーナルで「マイレール意識」を題材にした記事で触れた三陸鉄道。震災を経て盛から久慈までの三陸海岸をすべて占める長大三セクになったが、ようやく訪問することが出来た。

旅程の関係であまり途中下車して楽しむことが出来なかったが、宮古駅で時間が出来たので盛岡地裁宮古支部へ。2日にわたり乗り継ぎで寄ったので晴れと曇りの写真が混在しているがご容赦を。


三陸鉄道とJRの駅舎がある宮古駅。鉄印はここでもらえる。なお自動券売機があるが、窓口で買うと硬券や補充券がもらえるので鉄ヲタは窓口で乗車券買うと良い。



駅から徒歩10分で支部に着く



隣は地検支部。合同庁舎ではないのは少し珍しいような。

宮古市は人口5万の市で三陸沿岸では久慈、釜石と並ぶ都市である。久慈、釜石には簡裁のみ所在する。
宮古支部は単独庁(少年事件取り扱い)であり、合議事件は本庁へ行く必要がある。なお同様に審級によっては久慈は二戸か本庁へ、釜石は遠野か本庁へ行く必要がある。
東北の裁判所の現況については東北弁連の決議が詳しいが、宮古支部は裁判官非常駐で、検事も非常駐らしい。
家裁調査官が1人しかいないのに新受件数が600件超えてておそろしや…

法律事務所は法テラス含め3軒ある。このうち法テラス宮古で震災当時勤務していた弁護士の手記を法学セミナーで読んだことがあり、実際に現地に来ると感慨深いものがあった。


交通標識では簡裁と案内されている。



近くには閉伊川の支流山口川が流れ、三陸鉄道の良い写真が撮れる。




宮古市役所は震災やその後の台風の影響もあり、駅前へ移転してきた。デッキからは宮古駅が一望できる。


三陸鉄道沿線は震災からの復興が随所に感じられた。綺麗な駅に綺麗な防潮堤…。


盛までの乗車でようやく開業当時からの車両に乗ることが出来た。


自販機のある車両で、観光向けだと往時の鉄道ジャーナルで読んだ思い出が蘇る。

今度は観光列車や途中下車も楽しみたいな。夏なんかが良さそう。

おわり

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