犯罪都市 NO WAY OUT(韓国:2023)
<導入・あらすじ>
ベトナムでの凶悪犯一斉検挙から7年後。
マフィアも恐れる“怪物刑事”マ・ソクト(マ・ドンソク)は、ソウル広域捜査隊に異動し、ある転落死事件を捜査していた。
捜査を進めるうち、事件の背後に新種の合成麻薬と、日本のヤクザが関わっているという情報を掴む。
一方、麻薬を盗んだ組織員たちを処理するため、極悪非道な“ヤクザの解決屋”リキ(青木崇高)が、一条親分(國村隼)の指示のもと密かにソウルへ送りこまれていた。
さらに消えた麻薬の奪取を目論む“汚職刑事”チュ・ソンチョル(イ・ジュニョク)も加わり、事件は三つ巴の激戦に突入、2人の最強の敵を前にマ・ソクト最大のピンチが訪れる?!
悪党を捕まえるのに理由も制約も要らない―拳ひとつで悪をたたく!
キャスト
マ・ドンソク、イ・ジュニョク、青木崇高、國村隼ほか
監督
イ・サンヨン
公式サイトより
<感想>
犯罪都市(2017)から5年で続編が登場し、そこから間を置かずに3作目が出来るとは思わなかったが、國村隼が日本のヤクザ役で出てると聞き、海外映画の日本描写好きとしては見逃せなかったので鑑賞
最初のシーンから日本のヤクザが登場し、日本語が飛び交うのだが、割とみんなきちんと話してて安心した
続編は配信で観たので劇場で観るのは1作目の犯罪都市以来だが、その時は駅の反対側の映研会室に毛が生えた程度の劇場で観たので、駅直結の高級シアターでマ・ドンソクの活躍が観れるのが嬉しい
拳のめり込む音が重低音で響くのはきちんとした劇場ならでは
というか拳に音が乗るだけであんな痛々しいというか怖いんですなぁ笑
殴るところを直接描写せず血飛沫で表現したり薄暗くするので、楽しめるギリギリのラインが保たれててエンタメとしての完成度が高いわね
敵が吹っ飛ぶのもモノを壊しながら吹っ飛んでくれるので観ていて飽きがこない
ラストの強敵がもう少し殴らせろって言われて最後ボコられてて、〆だから長くなる観客向けサービスかなぁw
頑張る警察官を応援するつもりで作ったという一作目からだいぶ雰囲気が変わり、令状を待たずにナイトクラブに入り込んで拳で解決するのでこれは刑事物ではなく暴力物と言った方が差し支えがない
チーム長のイ・ボムスも良い味が出ている
マ・ドンソクが抜きん出ているだけでチームの班員も日本のヤクザと割と互角にやり合っていたので能力は高そう
まあ本庁の広域捜査隊だからそうでないと困るが…
拳銃携行してないのは作劇の都合か割とそうなのかわからんな
衿川警察という所轄勤務とは雰囲気も違うが、真実の部屋は健在で、監視カメラを掃除するふりして隠すの笑ったわね
しかしまあエンタメで楽しんじゃってるけど自分の中に残留している刑弁スピリットが(いやこれは証拠排除不可避やろ…)ってなる
そうは言いつつきっと次回作(本国で5月公開らしい)も観に行くんだろう
暴力受けるのも振るうのも嫌いだけどエンタメは楽しいので…(≧∀≦)
ちなみにパンフレットによれば8作目まで構想があるようで、MCU(マ・ドンソクシネマユニバース)の自称は伊達じゃないですな…笑
おわり
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